ビックリニッポン日記 (23)

目黒 ゴン太

 最近のNEWSの中で、とても気になるものは、親が子供を折檻して殺してしまったというものが異常に多くなっている、ということである。なぜこういった事件が発生してしまったのかと疑問がわくが、各事件、CASE BY CASE で事情が違うのだろうし、当事者にしかわからないことが多いだろうとも思う。しかし、当然ながら、こういった類の事件は、決して起こってしまってはならないと考える。そんな中、今回は、今の日本の家族について考えてみたい。

 現代の家族について、世間一般では、核家族化し、さらに少な子化が進行していると言われており、又、家族内の性別役割分担とも言うべく、男は仕事、女は家庭という以前のような意識や価値観が変化してきている。こうした状況の中で、家庭内における父親の権威が失われ、又、個人が外部への依存を強めていった為、家庭の団欒やお互いのコミュニケーションが欠如してしまう傾向が強くなってきてしまっている様である。私自身の家族を見ても、現代家族が抱えている問題要素をしっかり満たしてしまっていると言える。両親は、私が小学校の時に別居し、又、姉と私はそれぞれ留学を始めた為、文字通り、家庭崩壊という状態である。その為、家庭の団欒等というものは縁遠いものとなり、私にとって、家庭は、早くから、精神的な安らぎやゆとりを与えてくれるものではなくなっていた。しかし、私は、この様な状況を、悲観的に考えてはいない。

 前述の通り、現代家族は、以前のような家庭への依存度が、低下してきていて、それまで有った日本の家庭像とも言うべき「型」が、世の中の変化と共に、崩壊しつつあると言えるだろう。しかし、これによって家庭内の個人同士の関係まで希薄になってしまうとは考えにくい。それどころか、今までの様な「型」に捉らわれることなく、個々にとって、都合の良い家族関係を見つけ出すことが可能になってきたと思う。私が、今の私の家族の状況を悲観的に捉えていないのは、こうした理由があるからである。つまり、現代の家族像として、それぞれの家族が、個々の関係を対話等によって深めることにより、それぞれ個人にとってプラスとなる関係を保てる様な個人的な家族を創ってゆくことではないかと考える。


                

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