逆転ドラマ成るか巨人
5月初旬にアンチ巨人ファンが泣いて喜びそうなデータが各スポーツ紙で取り上げられた。巨人が最下位に転落した時で「これまで(巨人が)5月以降に最下位に落ちたシーズンは5度あるがすべてリーグ優勝出来なかった」というわけだ。つまり、記録的な過去のデータからみると今季の巨人は“優勝確率ゼロ”ということになる。
もっとも、昨年、最下位はなかったが7月6日に首位、広島から最大の11.5ゲーム差と引き離された時も「優勝確率ゼロのゲーム差」と騒がれたが、最後は大逆転のメークドラマで奇跡の優勝へ結びつけている。そう思うと今年もまだあきらめるのは早過ぎるが、客観的にみて昨年以上に今年の巨人は不安材料が多いのは間違いない。
そのなかでも最大の誤算は外国人助つ人トリオの絶不調だろう。まず三塁手のルイスは打てない、守れない、走れないと三拍子そろった?ダメ男の筆頭だ。長島監督だけはなぜか不思議に「今によくなる」と言って開幕から辛抱強くスタメンで起用してきたが、チームが30試合を消化したのに打率2割2分台で何と本塁打ゼロ。1.96メートル、103キロの巨体が信じられない打力で“台湾のイチロー”といわれた3年連続首位者の看板が泣く貧打ぶり。ついに、長島監督もあきらめてスタメン外しに出て、一部スポーツ紙は早くも“今シーズン中に解雇”と報じているほど。新外国人獲得の期限はルール上、6月末日まで。水面下での球団フロントの動向は注目だ。
さらに、投手王国を支えるとされた2年目のガルベス(昨年16勝でリーグ最多勝)とロッテから移籍のヒルマンの二人も今のところ戦力になっていないていたらく。チーム30試合を消化して二人で1勝5敗の成績とひどい内容だ。
加えて、FA移籍の年俸3億6千万円の清原も期待はずれの数字で悩んでおり、彼に次ぐ年俸ナンバー2のエース斉藤は故障で戦線離脱している。それでも、ゲーム差では30試合を消化して14勝16敗で最下位ながら、首位ヤクルトとは3.5ゲーム差とわずかではある。したがって、長島監督は昨年の逆転ドラマの再現目指して、表面上は実に平然と落着き払っている。とはいっても、渡辺新オーナーは厳しい目で“長島さい配”をシビアにチェックしているそうで、優勝を逃したらシーズンオフの巨人はスポーツマスコミが泣いて喜ぶ?大波乱の展開が予想される。
イチロー、野茂も気になるが東京はなんてったって巨人の一挙手一投足がファンの最大関心事で目が離せない。
